クリスの魔道士/Kris Mageとは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が製造・販売しているトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング/Magic: The Gathering」、通称MTG。

その中のマスクス・ブロックと呼ばれるシリーズの一つ、メルカディアン・マスクスというパックに収録されているカードです。

 

この記事ではクリスの魔導士の魅力をイラストアドの観点から紹介します。

なお、MTGについては性能についても少しだけ触れていきます。

 

 

 

クリスの魔道士のイラストアドについて

 

出典:WotC Magic: The Gathering

 

幼い私が、ポケモンカードの次に出会ったカードゲーム。

それがMTGでした。

 

当時流行っていた遊戯王カードとは、また方向性が違うイラスト。

エルフ、ゴブリン、マーフォーク、骸骨、ゾンビ、そしてMTG特有の種族ファイレクシア……。

ファンタジー&ダークな雰囲気を醸し出すその魅力にハマり、小遣いのほとんどを注ぎ込んでいたものです。

 

ウルザズ・ブロックというシリーズが終わり、その次に発表されたシリーズがマスクス・ブロック。

そのシリーズで一番初めに発表されたのが、メルカディアン・マスクスでした。

市場や港を背景にしたカードは、前作ウルザズ・シリーズよりも幾分か明るい雰囲気のものが多く、私の趣味嗜好に合ったイラストアドカードも何枚か収録されていました。

 

そんな幼き私の性癖を狂わせたカードの一枚。

クリスの魔導士のイラストアドを見ていきましょう。

 

 

 

①クリスを構える位置

出典:WotC Magic: The Gathering

 

クリスの魔導士というクリーチャーはスペルシェイパーというタイプです。

直訳すると「呪文を形づくる者」。

赤マナ1つと手札を捨てタップ(カードを横向きにする)ことによって、対象に1点のダメージを与えるという能力を持っています。

 

イラストはちょうどその能力を発動している場面なのでしょう。

彼女が握りしめたクリス(東南アジアに伝わる波打つ形状の剣)から、みょい~んと念の刃が伸びています。

フレーバーテキスト(主にカード効果の下側に書かれている、物語におけるカードの背景・雰囲気などが書かれた文章)にも、「彼女の剣は、刃を相手に触れさせることなく~」と書いてあります。

相手にズブッと刺さるまで、にょろにょろと飛んでいくのでしょう。

 

……でも、なんでこの位置に手があるんでしょうね。

 

剣を構えるのでしたら中段(胸の前)や、上段(頭の上)が一般的です。

それなのに、クリスの魔導士ときたら下段、というか下腹部の辺りでで剣を構えています。

……ソコが一番念じやすいのでしょうか?

丹田かな?

 

ブロンド美人のお顔を見れば、ギュッと目をつむり集中した表情。

「んっ……!」と声が漏れていそうです。

色っぽいことこの上ないです。

少しばかりイケナイことを想像してしまった、幼い私なのでした。

 

 

 

②ももチラ

出典:WotC Magic: The Gathering

 

クリスを構えている手の左側を見てみましょう。

スカートとローブの隙間からふとももがチラリ。

よく見れば右側にもほんの少しチラリ。

 

細かいエッッ!

ありがとうございます!

 

メルカディアン・マスクスのカードたちを見ればわかりますが、物語の舞台になっているメルカディアという都市は温暖な気候なのでしょう。

薄着になったり、服の丈が短くなるのも仕方がないのです。

 

イラストには描かれていない部分では、きっと肩幅に足を開き踏ん張っているのでしょう。

スペルシェイプというのは、それだけ体力と集中力を要する技のようです。

 

 

 

③だっちゅーの

出典:WotC Magic: The Gathering

 

最後になってしまいましたが、おそらく大多数の人がこのカードのココに着目したはず。

そう……胸です。

 

スペルシェイプに力を籠めるあまり、両腕をギュッと内側に寄せるクリスの魔導士。

持ち前の大きな膨らみがさらに強調されてしまっています。

服が大きく広がって窮屈そう……。

でもありがとう……!

 

奇しくも、メルカディアンマスクスが発売した1999年の前年に流行語大賞を獲得した「だっちゅーの」ポーズのようです。

非常に目の毒、いや、目の保養です。

ありがとうございます!

むぎゅっ!

 

こんなポーズが拝めるのなら、俺は何枚でも手札を捨てるよ!

ポイッ´・ω・)つ^「ゴブリンの太守スクイー」

 

 

 

評価

 

いかがでしたか?

クリスの魔導士の魅力を少しでも皆様に伝えることができたのなら幸いです。

 

このカードが偉いのは、レア度が低いところ。

コモンという一番低いレア度であるため、パックを剥いていればそのうち出てきます。

レアや神話レア(昔はなかった)に比べれば、結構な確率で彼女に会えるわけです。

 

そして、彼女が場にいるだけでタフネス(カードの左下、1/1の右側の数字)1のクリーチャーは即座に焼かれ(やられ)ます。1マナ1/1で更に有用な能力も持っているという優秀なコモンです。

 

 

そんな【MTG】クリスの魔導士の評価は……!

 

 

エッ♡

 

 

エッッ♡♡

 

 

……♡2つです!

 

今見ても魅力的なカードではあるのですが、どちらかと言えば思い出補正の方が強いことから♡2にランクインしました!

 

しかし、おどろおどろしいものが多いMTGのカード群において、間違いなくイラストアドと呼べるクリスの魔導士。

メルカディアン・マスクスの赤色では、一番の当たりと言えるでしょう。

少なくとも私にとっては「ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob」や「双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon」よりも引けたら嬉しいカードです!

 

……流石に言い過ぎました。

 

 

 

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